1989年(平成元年)11月4日に開催された大学学部同窓会理事会において、前石田貞夫会長は、酪農学園大学学部同窓会を改組(校友会への名称変更含む)に踏み切った理由について以下のとおり述べている。
「昭和35年、酪農大学が単一の酪農学科をもって開学され、翌36年に農業経済学科、昭和40年に獣医学科、昭和63年に食品科学科の開設を見るに至り、会員総数も11,000余名に至りました。3年後の平成4年には更に新設の食品科学科の卒業生約100名が新会員となります。一方、わが国人口の年齢構成から鑑み将来ますます高齢化が進みその結果生産性と購買力の低下が考えられ大きな社会問題となると考えられます。また、近い将来には18歳の進学適齢人口の激減期を迎える訳であるが、特に教育事業を展開している多くの私立学校への影響は深刻なものがあります。これ等の理由から今回、機能する同窓会を目指し母校の栄栄発展を願い、同窓生の総力を結集すべく改組に踏み切った訳であります。」
同日開催された理事・代議員総会において、第1号議案において同窓会名称変更、同窓会会則の変更、各種委員会会則が審議決定された。
1960年に発足した、従来の「大学学部同窓会」は「大学同窓会校友会」という名称で正式に発足し、現在に至っている。