酪農学園大学学位記授与式報告
例年になく雪が少なく穏やかな20日(金)午前10時から、2011年の大学再編後、獣医学科を除く学群学類の第1期生や学部生、大学院生等卒業生(710名)への学位記授与式が1000名を超える卒業生、ご父母および学園関係者の列席の下、大学体育館において執り行われた。式は前奏に続き司式の藤井宗教主任の招詞のあと、讃美歌234A番を起立して合唱した。聖書は使徒言行録20章が朗読され、祈祷が行われた。
続いて学位記授与式が行われ、干場信司学長から農食環境学群の各学類や大学院の総代、三大学連携の大学院修了者や学部学科卒業生代表に対して学位記を授与された。
讃美歌23番を挟んで干場学長から式辞が述べられた。干場学長は「現場から学んで、現場に還す」という餞の言葉を送った。また「三愛精神とそれに基づく健土健民」こそ世界に通じるグローバルな哲学であるとも述べた。
証詞では卒業生代表の綿屋健太さんは、社会人で入学した獣医学科6年間の学生生活の思い出を振り返り宮崎での口蹄疫発生も含めて恩師や学友に謝意を述べた。
また楠克太郎さんは、農業自営をめざした様々な研修経験をまとめた農業循環農学類4年時にヤンマーの懸賞論文入選を紹介し、地元旭川での農業経営をめざす抱負等を述べた。
麻田信二理事長は挨拶の中で、「三愛精神」と「健土健民」はこれからの時代の転換期に生きる人たちに重要な教えであることを述べた。また「亡己利他」(己を忘れ他を利す)を紹介し、常に他に対する感謝の気持ちを持って人生を歩んでほしいとエールを贈った。
最後に酪農讃歌を全員で合唱し、藤井宗教主任の祝梼、後奏ののちに式を閉じた