酪小獣 麦の会総会・研究会開催報告
5日(日)、午後4時より酪小獣「麦の会」総会・研修会が酪農学園本館4階第一会議室を会場に35名の出席者により開催された。本学からは福山常務理事、中出哲也動物病院長、北澤多喜雄獣医保健看護学類長、山下和人教授、浅川満彦教授、内田英二教授、郡山尚紀講師が出席した。同窓会からは野村武会長が出席した。
この麦の会は、獣医学科OBで、石狩圏(広域)在住の小動物開業獣医師によって新たに組織されたもので、会員の親睦と獣医学術技能の向上、研修に努め併せて母校の発展に寄与することを目的としております。
まず、2013年度第1回研修会を午後4時すぎより開始した。中出哲也動物病院長の紹介により「犬の僧帽弁閉鎖不全症」についてと題して、高野裕史附属動物病院非常勤講師より講演をいただいた。先生は僧帽弁閉鎖不全症(MR)(Mitral regurgurgitation)の成因について、また慢性変性性房室弁疾患(CDVD)(Chronic degeneration valvular diseases)の臨床検査や治療法等についてPPTを用いて説明した。
2人目は、「生体防御反応」~HMGB1を中心に~と題して獣医学群獣医保健看護学類 宮庄拓講師に講演いただいた。先生は細胞の核内にあるDNA結合蛋白質であるHMGB1の生体防御反応の話題を紹介した。HMGB1の持つ2面性(組織修復や生体防御因子と致死的因子)を紹介し、生体の持つ外界からの防御機能が、治療戦略においてもHMGB1が非常に重要なターゲットとなることを述べた。
研修会終了後、休憩を挟み2013年度の総会が開催された。会は松尾直樹事務局長の進行で行われ、南繁麦の会会長の挨拶で開会した。来賓挨拶では、野村会長が同窓会連合会の現況を紹介した。福山常務は、大学再編効果による入学者確保等の学園の現況を述べた。その後、北澤学類長、中出病院長からご挨拶を頂戴した。
議事は谷田佳司明議長の進行で行なわれた。議案は、第1号:平成24年度の事業報告および決算報告。第2号:剰余金処分案について。第3号:平成25年度事業計画案並びに収支予算案。第4号:会費の金額並びに徴収方法について。第5号:役員について審議され、それぞれ承認された。最後に立花副会長の閉会挨拶で終了した。
総会終了後、トンデンファームに移動し7時過ぎより懇親会が開催された。道外の方も加わり、35名以上の方が出席した。懇親会は南会長の挨拶のあと、山下和人教授の乾杯で始まり、参加者それぞれグループ毎に自己紹介が行われた。最後は全員で輪になって中出病院長の指導で酪農讃歌を合唱し、散会した。その後、数名は二次会出席のため野幌繁華街で送迎バスを途中下車した。
北海道夏季大学第1期生(野幌会)50周年記念同窓会報告
北海道夏季大学は、本学創立者黒澤酉蔵翁が北海タイムス社長時代に「北海道を担う人材育成」のために北海タイムス社が主催。広く国内の大学生を募り1963年~1971年の間9回、8月の5~7日間、酪農学園大学を会場に行われたもので計500名以上の受講生があった。この間、学生達は寮に泊まり込んで道内外の著名人の講義を受けた。
「野幌会」はその第一期生同窓会であり、本学OB2名(猪野毛氏、北田氏)を含む68名で構成されている。今回、その「野幌会」50周年同窓会が7月24日(水)(札幌ガーデンパレス)、25日(木)(酪農学園大学)の両日に開催され、元農林水産大臣等政財界や教育界で幅広く活躍されている方々24名が全国各地から集まった。
25日(木)、本学では20名が狭き門に集合し、同窓生会館を会場に10時半より約1時間の懇談会が行われた。仙北富志和学園長が本学の現況や当時の様子を紹介し、和やかな懇談となった。その後、会館内復元5番教室で黒澤酉蔵翁のDVD「建学の心をたずねて」を視聴ののち、白樺並木で記念撮影を行った。
学生食堂での昼食体験を挟み、中央館屋上や黒澤記念講堂を見学した。その後、当時宿泊した創世寮の見学希望があり訪問した。寮では当時と同じ本学農場生産の牛乳をご馳走いただき、50年前の学生時代に戻って懐かしんでいた。
酪農学園大学酪農学部酪農学科(平成4年3月卒業)同窓会開催報告
梅雨が明け,連日猛暑の続く,7月14日(日)午後2時から東京浅草ビューホテルを会場に平成4年3月酪農学科卒業の同窓会が開催されました。同窓会の開催のきっかけは,今年4月に行われた,家畜繁殖学研究室小山久一教授の退官パーティの席上,学科の同窓会開催をしてはと話になり,幹事竹内さんが企画・開催に至りました。
当日は,北は北海道,南は福岡県から27名が集いました。職業も,酪農家・食品関連会社員・研究職・公務員・教員など様々で,驚いたのは参加者の中に、大学時代に友人でであった方2組が結婚されていました。
22年ぶりに会う同級生,最初は顔と名前が一致しない戸惑いもありましたが,幹事:竹内久美子さんの挨拶と乾杯で,会場の雰囲気は大学生に戻り,学生時代の思い出,仕事の話や家族の話,大いに盛り上がりのある同窓会となりました。参加者一人一人のスピーチもあり三時間の語らいの時間が過ぎました。
最後には,酪農賛歌を一同で歌い,次回は3年後の2016年7月17日(日)学生時代の思い出の地,札幌で開催することを決めて閉会しました。
今回,酪農学園同窓会連合会より助成金並びに学校案内等の資料を頂き参加者一同感謝しております。今後益々の母校の発展を祈念して報告に代えさせて頂きます。
(文責 千葉 隆)
酪小獣麦の会 会員各位
平素より当会の事業にご協力を賜り感謝いたします。 早いもので酪小獣麦の会
設立からもうすぐ1年になろうとしています。会員数も皆様のご協力によりその後徐々に
増加し、92名となりました。
つきましては、酪小獣麦の会の総会、研修会および懇親会を下記の通り開催いた
しますので、是非ご参加いただきますようご案内申し上げます。
総会研修会 : 出席 欠席
懇 親 会 : 出席 欠席
欠席の場合、委任状にご記入いただきますようお願い申し上げます。
【 委任状 】
酪小獣麦の会総会の議決を代理人 殿 に全て委任いたします。
代理人がいない場合は、「会 長 南 繁 」 または 「 議 長 」 と 記入してください。
お名前 :
所 属 :
山下正亮先生を偲んで
本学獣医内科学初代教授で、長い間学科長を務められ、獣医学科教授を定年退任後は機農高校校長や貴農同志会会長など本学園において要職を務められた山下正亮先生は、昨年11月24日に満98歳(あと1ヶ月で99歳)でお亡くなりになりました。先生は獣医学科の発展のためには同窓生の団結が何よりも大切であることを説かれ、獣医学科の同窓会は先生のご指導により設立されました。
卒業して10年経ったら母校に集まろうという卒業10周年記念同期会も先生の発案であり、この行事はすっかり定着し同窓生が団結する礎になっています。先生のお人柄と面倒見の良さから同窓生からは父のように慕われ、2001年にご子息の住む水戸に転居されてからも同窓会を水戸で開催する期も多く、1年前には先生ご夫妻を囲んでお食事会を開催しご長寿を祝し、1年後の白寿祝賀会での再会を期したものでした。
しかし残念なことに白寿を直前にして先生の訃報が届きました。親族のみで葬儀を済ませたとのお知らせでした。先生を慕う多くの同窓生から、「先生を偲ぶ会」をやれないだろうかという声が寄せられ、ご遺族にその旨を伝えたところ快くご承諾下さり、ご遺族が納骨のために札幌を訪れる爽やかな季節にということで6月29日(土)にニューオータニイン札幌においてご遺族、教員OB、同窓生、総勢80名が集い、先生の在りし日を偲びました。
教員OBと多くの同窓生から先生を偲ぶことばをいただき、またご長男からはスライドにより、ご幼少の頃の凛々しいご様子、大学時代馬術部で活躍された勇姿、辛かった戦争時代、大学での教育の様子、機農高校校長時代のデンマーク研修旅行、卒業生の同期会に参加したときの紹介しきれないほどたくさんの写真、孫や曾孫に囲まれた幸せそうなひととき、老後の最大の趣味だった写真を撮るご様子やその作品など、先生の歩まれた素晴らしい生涯を紹介して頂きました。最後に谷山前学長より「山下正亮先生のご意志を継承する誓いのことば」をいただき、「仰げば尊し」を合唱して先生のご冥福をお祈りし、偲ぶ会を閉会いたしました。
ご遺影の両側のお花は左がもみじ、右は桜で、これらの木々は山下先生が学科長の時に建設された獣医1号館(現B1棟)のそばに植樹されたものです。常務理事と学群長の許可をとって1枝いただきました。中央の献花はオアシスを用意し白い菊をさしていただきました。
ご遺族からは、先生もお喜びだろうとたいそう感謝していただきました。先生のご冥福をお祈りいたします。(文責 加藤 清雄)
「酪小獣大阪会」第一回学術講習会報告
6月30日(日)午後2時より約30名の出席により「酪小獣大阪会」第一回学術講習会が大阪コロナホテルを会場に開催された。まず、山崎良三会長から講師紹介があり、学園を代表して福山常務理事が挨拶を行った。
今回の講師は本学動物病院長中出哲也院長。約2時間半、「画像診断の最前線とIVR」という題で、1)犬の肝腫癌性病変に対する画像診断 2)インターベンショナルラジオロジー(IVRとは?)についてのPPTを利用しての講義と、後半Amplazt Canine Duct Occuluder(ACDO)による犬動脈管開存症の治療としてのデバイス装着方法等について、器具紹介の模擬実習も行われた。
4時30分から会場を移動して懇親会が開催された。冒頭、同窓会連合会野村武会長から連合会の現況を紹介した。今回は大阪だけではなく、酪小獣兵庫や奈良県、四国香川県等からの出席者も含まれていた。最後は恒例となっている「酪農讃歌」を全員で合唱して散会した。
活躍する同窓生(地元 江別篇)
本学で学科長や学生部長を歴任された工藤英一名誉教授(本学農業経済学科4期卒)は、現在、江別市江北地区の地域活性化のために様々な取組を進めております。その活動の一端を「江北まちづくり会」のホームページ(下記URL)からご覧いただけますのでご紹介いたします。
http://www3.ocn.ne.jp/~jimoto/index.html
獣医学科微生物学教室 元教授川上善三先生 水彩画個展開催される
5月21日(火)から5月26日(日)にかけ、札幌市資料館ミニギャラリーにおいて川上善三水彩画展「道内ところどころの風景」が開催され、同窓生はじめ多くの入場者でにぎわった。川上先生は本学を定年退職後73歳から初めて水彩画を描き始め、今年89歳を迎える。これまで水彩画サークルの展覧会には何度か展示されていたが、今回は初めての個展である。北海道各地の風景画のなかで、この2年間の力作20点を集め展示された。初夏の目に鮮やかな緑、秋の紅葉と夕暮れ、心休まる作品である。特に緑の色遣いは印象的である。酪農学園大学の緑が原点であろうか。開催された札幌市資料館は大通公園の西端の13丁目に位置し、2階のミニギャラリーからは大通公園の緑と赤いモクレンの花、そしてテレビ塔が一望にでき、先生の個展会場として最高のロケーションであった。
その個展開催をお祝いし、5月25日(土)午後6時より、ウイルス学ユニット教授桐沢力雄先生はじめ川上先生の教え子である微生物学教室の卒業生を中心として、さらに伝染病学教室前教授平棟孝志先生、微生物学教室前教授岩井浤先生をお迎えして祝賀会が開催され38名が出席した。OBの中には京都、兵庫など遠方からも駆けつけてきていただいた。祝賀会には先生の絵を描くに当たりご理解と大きなサポートをしていただいた奥様とお嬢様にも出席していただいた。ご来賓を代表して、平棟教授、教え子を代表して11期生の濱岡隆文氏からのご祝辞のあと川上先生からご苦労話も混ぜながらご挨拶をしていただいた。微生物学教室修士第1号の大舘弘幸氏の祝杯の後、川上先生と、そして卒業生と旧交を温めた。出席者一人一人から先生のエピソードを交えながら暖かいスピーチをいただいた。会も盛り上がり、岩井先生の祝杯の後、最後に出席者一同肩を組み酪農賛歌を高らかに歌いお開きとなった。
先生は、今年数え年90歳で、卒寿を迎えます。今後もお元気で絵を描き続けていただきたいと思っております。 川上先生、次の個展の日程はいつ頃になるでしょうか?(文責 酪農学園大学獣医学類 獣医細菌学 菊池直哉)
大学同窓会校友会理事・代議員会報告
5月24日(金)午後6時から新さっぽろアークシティホテルを会場に2013年度の総会が出席者22名により開催された。
竹花一成事務局長の司会で進行し、議長には慣例で野村武会長、議事録署名人には野英二氏、吉田陽平氏を選出した。
第1号:2012年度事業報告(各学科事業報告含む)並びに収支決算、監査結果が報告されたが一部学科の赤字決算が一元化に向けた申合わせと異なるとの意見があり、再度当該学科への指導調整をはかることとし、協議の結果、挙手により承認された。
第2号:2013年度事業計画(案)並びに収支予算(案)についても概ね承認されたが、上記学科の予算案が一元化に向けた確認内容との整合性がとれないことから事務局より再度指導していくこととした。
第3号:基本運営、会費、会則に関する検討委員会委員長等から現状報告が資料に基づき報告された。合わせて第4号の校友会会報、卒業式等の小委員会報告が行われた。
第5号:酪農学園創立80中周年事業および短大閉校に伴う支援事業として、1)酪農ジャーナル連載の「フォーカス」小冊子作成。2)短期大学:ホームカミングデー時(閉校記念碑除幕式)での予算化。)の2点が提案され、承認された。
第6号:役員改選については、基本的には次年度の同窓会一元化に向けて留任要請が事前に行われたことから一部学科での理事、監事、代議員の部分変更が行われた。
会長、副会長については留任での提案が行われ承認された。会長は野村武氏(獣医)、副会長には大澤宏一氏(農経)、上村篤正氏(食科)、事務局長竹花一成氏(獣医)が再選された。なお、監査に野上良邦氏が新たに選出された。
その他:追加議題としてホームカミングデー時使用のテント購入が提案され、承認された。
予定時間を越えての総会であったが、校友会一元化推進のための建設的意見が多く有意義な総会であった。
終了後は別室で懇親会が開催され、出席者全員の自己紹介を兼ねた真面目な?スピーチのあと、最後は全員で肩を組んで酪農讃歌を合唱し閉会とした。
「酪小獣九州」世話人会開催報告
5月18日(土)19:30より8名の出席者により、博多第一ホテル1階「にたや」を会場に「酪小獣九州」(仮称)世話人会が開催された。
今回の世話人会は、本学獣医学科OBで組織する小動物開業医会の九州地区組織化を目的に開催された。世話人会はまず、福山常務により小動物開業医会の組織化の目的、現状等を麦の会資料をもとに『来年獣医学科も創立50周年を迎えるが、他大学のように小動物開業医の組織化が進んでいない。昨年より「酪小獣麦の会」(石狩)他「白樺会」(関東)、「地塩会」(中部)、「酪小獣兵庫」、「酪小獣大阪会」等4地域での会の設立(白樺会は既設)が進められてきたが九州地区において組織化の推進にご協力をいただきたい。』との説明が行われた。
この組織は、緑風会と同様に、同窓会連合会における職域OB会として位置付けており、今後も連携して進められることを同窓会事務局より説明した。
九州地区では福岡在住の片岡昭典氏(獣医3期)を中心に組織化の準備が進められていており、発会にあたりメーリングリストの作成が急がれている。会議終了後は懇親会を開催した。