小動物開業医会中部(地塩会)総会・研究会報告
中部地区小動物開業医会(地塩会)の2013年度総会・研究会が10月27日(日)、名古屋駅前地区にある名古屋市ウインクあいちを会場に28名の出席者により開催された。本学からは福山二仁常務理事、講師の山下和人獣医学群教授、浦川が出席した。
午後1時より加藤正木氏の進行で総会が開催された。報告事項として事業報告、会計報告、監査報告が行われ、拍手で承認された。審議事項では会の名称を「小動物臨床医会(地塩会)」から「酪小獣地塩会」に変更が提案され承認された。また「事務局および事務局長」の文言が会則に追加された。役員では岩佐達男氏が副会長に追加承認された。
その他、会計年度の変更や総会成立要件の提案があり、原案どおり承認された。
総会終了後、休憩を挟んで研究会が行われた。「周術期疼痛管理」について山下和人教授より、100枚を超えるPPTにより3時間を超える研修が行われた。開業医の先生方からも質問が多数あり、大変盛況な研究会であった。
研修概要は痛みの伝達経路:導入・伝達・修飾・投射・認知の生理学をわかりやすく紹介した。次に週術期疼痛管理として術後疼痛の痛みレベル評価・先取り鎮痛・マルチモーダル鎮痛・CRI・局所ブロック等を紹介した。最後に本学附属病院での診療活動概要を症例等により紹介した。
研修会終了後は会場を移して懇親会が開催された。永井会長のご挨拶ののち、福山常務より周年事業含めた学園の現況報告が行われた。岩佐達男副会長の乾杯により懇親会が和やかな雰囲気で開催され、最後は恒例の酪農讃歌で閉会となった。
獣医学科25期生20周年同窓会の開催報告
去る10月13日、獣医学科25期生20周年同窓会が開催されました。種池先生と新山先生のご出席を頂き、黒沢記念講堂において記念礼拝を行った後、中出病院長と山下先生のご厚意で、日曜日にも関わらず病院見学をさせて頂きました。施設・設備の拡充に、出席した同窓生も非常に感慨深げな様子でした。
その後、会場を定山渓に移し、恩師の種池先生、新山先生、谷山先生、中出先生、山下先生にご出席いただき、大宴会が開催されました。54名の同窓生とご家族を含め80名近い大宴会でした。恩師の先生方にご祝辞を頂戴し、その後は、近況報告やビンゴ大会等で大いに盛り上がりました。会場を移しての二次会では、廉澤先生にも駆けつけて頂き、さらに楽しい時間を過ごすことができました。
お忙しい中、同窓会にご出席くださった先生方に感謝申し上げますとともに、遠くから本同窓会に出席して下さった、同窓生各位に感謝申し上げます。
10年後の30周年には元気にお会いしましょう!(発起人 永井辰弘・佐々木康・樋口豪紀(文責))
フォーラム「環境と共生する世界と地域社会の創造」の開催のお知らせ
平素より本学の教育研究にご協力を頂き、厚くお礼申し上げます。
この度、酪農学園大学環境システム学部・環境共生学類は、下記のとおり、慶應義塾大学・武蔵工業大学名誉教授 小沼通二 氏をお招きし、「環境と共生する世界と地域社会の創造」をテーマとしたフォーラムを開催いたします。また、下川町の環境未来都市推進部長の春日隆司氏と本学在学生・卒業生による地域での取り組みについて講演および報告をします。
学生はもとより同窓生、一般市民の方々も広く参加できるフォーラムとなっておりますので、お忙しい中と思いますが、ご出席頂きたくご案内いたします。
ポスターはこちらからご覧いただけます。記
日 時:2013年11月2日(土) 午後1時~午後4時30分
場 所:酪農学園大学中央館1階 学生ホール
参加費等:入場無料。事前申込み不要。直接会場へお越しください。
主 催:酪農学園大学環境システム学部・環境共生学類
【プログラム】
●学長あいさつ 13:00~13:05
●基調講演 13:05~14:35
「いのちを大切にする世界を目指して=環境*平和*原子力の観点から」
小沼 通二 氏
(慶應義塾大学・武蔵工業大学名誉教授、元日本物理学会会長、世界平和アピール七人委員会委員(事務局長))
●地域からの発信 14:40~16:00
講演「環境未来都市下川町の取り組み」
春日 隆司 氏 (下川町環境未来都市推進本部長)
環境システム学部卒業生・学生からの報告
中村 かれん 氏(環境マネジメント学科在学中)
大崎 美佳 氏 (2011年 生命環境学科卒 滝川市国際交流協会 )
外山 雅大 氏 (2003年 地域環境学科卒 根室市歴史と自然資料館学芸員 )
草野 竹史 氏 (2002年 経営環境学科卒 環境NPO ezorock(エゾロック)代表理事 )
●総合討論 16:00~16:30
問い合わせ先:酪農学園大学 環境共生学類環境GIS研究室 金子正美 教授
TEL・FAX:011-388-4846 E-mail: rakuno.kaneko@gmail.com 以上
酪農学園創立80周年記念式典および祝賀会を開催
学校法人酪農学園は10月1日(火)、札幌市のホテル札幌ガーデンパレスにて創立80周年の記念式典および祝賀会を開き、道内を中心に全国から教育および酪農界の関係者など340名が出席しました。
式典は午後3時30分から藤井創宗教主任の司式により礼拝形式で行われ、オルガンの前奏と讃美歌の合唱で始まりました。肥田信長宗教主任の聖書朗読、祈祷の後、麻田信二理事長が式辞を述べました。
麻田理事長は「本学園は、北海道酪農義塾にはじまり、高校・短大・大学・大学院、さらには通信教育・酪農学校から約15万人の多くの人材を送り出し、社会の第1線で活躍がみられることは地方の中小規模の学校としては特筆すべきことである。しかし、その80年の道のりは平坦なものではなく、今日を迎えることができたのは、偉大な先人達の献身的な努力、企業、団体、同窓生のみなさまはじめとする多くの方々のご支援・ご協力のおかげでございます」と感謝の意を述べました。
また、本学の建学の精神に触れ、健土健民、三愛精神は永遠不滅の真理であることを強調し「北海道を東洋のデンマークにと北方寒地農業の確立に力を注いだ先人達の熱い思いを今一度思い出し、持続可能な真の文明社会の担い手を数多く育成し、地域の発展と世界の平和のために貢献していくことが酪農学園の使命である」と力強く語りました。
この後、酪農学園に功労のあった9名(出席者5名)・高田哲夫 氏 ・町村末吉 氏 ・正野勝也 氏 ・(故)原田 勇 氏 ・金川幹司 氏 ・平棟孝志 氏 ・平尾和義 氏 ・中井保博 氏 ・土谷令次 氏 に対して麻田理事長から感謝状が贈呈されました。
引き続き、高橋はるみ北海道知事より祝辞があり、広大なキャンパスを生かした特色のある教育といち早く食品や環境の教育課程を取り入れ、時代の流れを的確にとらえた多くの取り組みが高く評価されていることに触れ、「80周年を契機に、土を愛するという建学の精神とこれまで培ってきた伝統を末永く受け継がれ、チャレンジ精神あふれる心豊かな若者の育成を通じて、北海道のますますの発展にご協力いただきたい」と述べました。
三好昇江別市長、森本正夫北海道私学団体連合会議長からも祝辞が贈られました。
三好市長は「酪農学園は江別市に欠かすことのできないパートナーです。引き続き建学の精神の理念のもと、世界の農業をけん引する人材の育成と街づくりの支援をお願いしたい」と語り、森本議長は「食糧難や食品の安心・安全が注目されている今、専門教育を受けた人材育成の必要性が増しており、酪農学園への期待はますます高まっている。80年の成果をこれまで以上に発展させていくことを期待します」と述べました。 また、下村博文 文部科学大臣からの祝電も披露され、厳かな雰囲気の中記念式典は幕を閉じました。
その後、17時30分より祝賀会が開催され、仙北富志和学園長のあいさつに続き、北海道農業協同組合中央会の飛田稔章会長のお祝いのことばとして、村上光男常務理事が「国内農業には多くの課題があるが、そんな困難にも立ち向かい、挑戦し問題を解決していく人材を育成する機関としてますますの発展を期待したい」と述べました。
酪農学園後援会の宮田勇理事長は「創立者の思いを継承し、今後も後援会の役割をさらに発揮していきたい。酪農学園が三愛精神・健土健民の理念のもと、100年・200年後に向けてさらなる飛躍を期待したい」と語りました。
酪農学園同窓会連合会の野村武会長は「現在ある55の同窓会支部を全国75としネットワークの完成が目標である。入試や就職の面も含めて、今後も同窓会は酪農学園の発展に総力をあげて支援していきたい」と強調しました。
祝杯の音頭は北海道議会教育振興議員連盟の本間勲会長がとり、「今、北海道にいる85万頭の乳牛をつくりあげたのは酪農学園のちからである。今日の北海道農業の屋台骨を築いた大きな意義をたたえて乾杯をしたい」と述べ、全員牛乳で乾杯をしました。
祝宴の中では本学合唱団による余興があり「酪農賛歌」など3曲を披露し大きな拍手がありました。
懇親会は終始和やかにすすみ、江別市の長谷川清明教育委員長の乾杯で祝賀会は閉会しました。 (酪農学園公式HPより転載)
千歳市獣医師会セミナー開催報告
千歳市内の開業獣医師で組織される千歳市獣医師会では、小動物臨床の獣医学的知識の向上のため、会の活動のひとつとして年に1~2回、大学教員に講師を依頼したセミナーを開催しています。
今年は10月7日(日)午後8時から、千歳市内のホテルグランテラス千歳にて開催され、本学出身の千歳市、恵庭市、北広島市の開業獣医師および勤務医、16名が出席しました。
今回は伴侶動物医療学分野の上野博史教授に、「運動失調をみとめる犬-椎間板ヘルニアなのか否か-」という演題で、一見すると椎間板ヘルニアであると誤診しがちな難しい症例2例について、大変解りやすく解説して頂きました。参加者からは「楽しい講演だった」という感想が多くありました。
約2時間半の講演の後、同ホテル内にて、立食形式の懇親会が催されました。上野教授には参加した先生方から数多くの質問が相次ぎました。途中、各参加者がそれぞれ自己紹介をし、上野教授の講演に感謝の意を表しました。懇親会は約1時間の歓談の後、閉会しました。 (文責 伊藤 直子)
獣医学科三愛賞授賞式報告
去る10月11日(金)午後1時から中央館学生ホールにおいて、第8回獣医学科同窓会「三愛賞」並びに第4回「特別三愛賞」授賞式および受賞講演会が開催された。会場には獣医学科教員や学生、学園関係者約100名が出席した。
本年度の「三愛賞」受賞者は独立行政法人動物衛生研究所 前所長 濱岡隆文先生(11期))。受賞理由は、農研機構 動物衛生研究所での基礎研究から診断・予防にいたる試験・研究の責任者として大いなる手腕を発揮し、酪農学園大学獣医学科同窓会の名声を高めたこと。
「特別三愛賞」受賞者は本学名誉教授 阿部光雄先生。受賞理由は獣医学科創設期の教員として設立当初より尽力されその発展に大きく寄与され、同窓生は全国各地で活躍し高い評価を得ており、酪農学園大学と獣医学科同窓会の名声を高めたこと。
受賞式は菊池直哉教授(同窓会事務局長)の司会で進行し、南繁獣医学科同窓会会長よりご挨拶を頂戴したのち、授賞式が行われた。受賞者の返礼では阿部先生は「「妾の子」としてスタートした学科開設時の苦労談を述べ、同窓生から特別賞をいただけることがなりより嬉しい」とお礼を述べた。
濵岡先生は、受賞記念講演「研究が社会に果たす役割-動物衛生研究所を例として」において、学生時代のエピソードを冒頭に話したのち、動物衛生研究所における研究が社会に果たす役割について様々な観点から約1時間述べた。
そのミッションを1)研究開発 2)家畜を守る(伝染病の侵入防止)とし、350人のスタッフと45億円の予算について、家畜・畜産の持つ公共性や人類の食料としての公共財の観点から、社会的役割を明確にすることでコスト負担等を社会が認める組織であることの重要性を説いた。
また学生には、社会に出てからの方が、さらに勉強しなければならないと激励のエールを送った。閉会にあたって干場信司学長より受賞者へのお礼のご挨拶を頂戴した。終了後は2階談話室に会場を移し、和やかに茶話会が催された。
平成25年10月7日
酪農学園関東甲信越地区同窓会
東京都支部役員(理事・監事・顧問)各位
酪農学園関東甲信越同窓会
東京都支部長 須田利明
2013動物感謝デーのご案内
拝啓 清秋の候 皆様にはお変わりなくご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は、同窓会活動に格別なるご支援ご協力を賜り、厚くお礼申しあげます。
さて、毎年東京駒沢オリンピック公園で開催されます、日本獣医師会主催の第7回動物感謝デーが今年も開催されます。その運営は、当初より本学OBの多数の獣医師の方々が参加されております。また全国の獣医系大学も独自のブースを構えて、様々な企画と自校のPR活動を実施しております。本学も動物病院等が中心となって、ブースを構えて楽しい催し物を準備されているとのことです。
同窓会東京都支部として、役員の皆様に案内いたしますが、多くの方々に動物との触れあう楽しさと、獣医師の広範な業務の数々、そして本学OBをはじめ、関係者の方々のご活躍の一端をご覧いただきたくご案内申し上げます。 どうか、お誘い合わせて多数のご来場をお待ちしております。 敬具
記
日 時:平成25年10月26日(土)10時~16時30分
場 所:東京都立駒沢オリンピック公園中央広場
*本学のブースは中央広場となっております。
なお、ご参加の役員の皆様とご都合がよろしければ終了後懇親会でも近くで開催したいと存じますので、中央広場の酪農学園大学ブース前に16時に集合願います。 以 上