獣医学科同窓生「白樺会セミナー」開催報告
9月23日(日)、酪農学園大学獣医学科卒業生の関東近郊に居住する小動物臨床家等で組織する第15回を数える「白樺会セミナー」が酪農学園東京オフィスを会場に行われた。出席者は24名。セミナーに先立ち、当日講師として参加された田村獣医学類長から組織再編内容、入試状況、獣医国家試験結果等大学の現状についてご説明いただいた。
セミナーでは、 第1部においては酪農学園大学獣医学群 衛生・環境教育群 田村豊先生に「伴侶動物病院におけるMRSA汚染の現状と対策」 と題してご講演いただいた。
第2部では、酪農学園大学獣医学群 生産動物医療教育群 鈴木一由先生に「体液管理と輸液計画の基本」と題してのご講演いただいた 。
第3部では農林水産省消費・安全局水産安全管理課 課長補佐(獣医事班担当)の荻窪恭明先生に「獣医関連法規について」と題してのご講演をいただいた。
セミナー終了後は講師を囲んでの懇親会が和やかに開催された。 また今回、大阪より石井万寿美氏(本学OBまねきねこ動物病院)もご参加いただき、近刊著書「老犬との幸せな暮らし方」もご紹介いただいた。
獣医学科同窓会会長賞「三愛賞」と「特別三愛賞」の授賞式ならびに受賞講演会、受賞祝賀会の開催報告
26日(水)午後2時30分より酪農学園大学中央館学生ホールにおいて、第7回獣医学科同窓会会長賞「三愛賞」と第3回「特別三愛賞」の授賞式並びに受賞講演会が開催された。会場には獣医学科関係者並びに獣医学科学生が出席した。
本年度の「三愛賞」受賞者は(元)千葉県農林水産部 第2期(1969.3卒業)生唐仁原 景昭氏。唐仁原氏は現在、関東甲信越地区副会長(同窓会連合会千葉県支部長)で同窓会活動でもご尽力をいただいている。今回の 「三愛賞」は唐仁原氏の「日本における狂犬病流行の歴史」についての長年の研究に対して贈られたものである。
第3回「特別三愛賞」には(元)酪農学園大学獣医学科 獣医繁殖学教室 教授(1993年3月退任)河田 啓一郎先生に贈られた。河田先生は受賞のご挨拶の中で、52年、北大から本学赴任後の獣医繁殖学教室立ち上げのご苦労話や黒澤亮助先生の後任としての足跡、教育機関の使命として「人を育てることの意味」を長年のご経験から述べられた。
受賞特別講演会では、唐仁原景昭氏より「日本における狂犬病流行の歴史」と題して講演が行われた。日本から狂犬病が姿を消して半世紀が経過した。予防接種率も40%と年々低下傾向にあり、日本での清浄化は検疫により維持可能との考えに同調の飼い主が増加している。 しかし、唐仁原氏は、世界の狂犬病罹患死亡者が毎年55000人を数えている現状から、国内へ侵入しない保証はないと警鐘を鳴らしている。
研究内容は、唐仁原氏の長い年月をかけて国内での狂犬病流行の実態を自ら足を運んで調査した労作であり、古文書、漢籍等も含んだ緻密な調査結果は非常に貴重なものです。 講演内容は後日、
動画により配信いたしますのでご覧いただきたいと思います。
なお、6時より会場を新札幌アークシティホテルに移して受賞者を囲んでの祝賀会が開催された。
獣医学科OBの活動紹介
本学獣医学科第14期卒小松泰史氏は、現在、東京都獣医師会に所属し、小笠原諸島の野生動物対策の取り組みを行っている。
その取組が動物感動ノンフィクション「野鳥もネコもすくいたい!-小笠原諸島のノラネコ引っ越し大作戦-」(学研教育出版)からの児童向け図書の中で紹介されておりますのでご紹介します。
興味のある方は同窓会に著書をいただいておりますのでご一読願います。
本学大学院獣医学研究科修了の石井万寿美氏(獣医師)が「老犬との幸せな暮らし方」(水曜社)を8月5日に出版しましたのでご紹介します。
現在、大阪府守口市に「まねき猫ホスピタル」を開業。
著書には「動物の患者さん」(水曜社)、「動物のお医者さんになりたい」「虹の橋のたもとで」(コスモヒルズ)。
現在「ますみ先生のにゃるほどジャーナル」(朝日新聞関西版)、「いしいますみの老犬学入門」(雑誌『ぐらんわん!』)を連載中。
獣医学科同窓会会長賞「三愛賞」と「特別三愛賞」の授賞式ならびに受賞講演会、祝賀会のご案内
酪農学園大学獣医学科同窓会
会長 北村 直人
下記の要領で第7回獣医学科同窓会会長賞「三愛賞」と「特別三愛賞」の授賞式ならびに受賞講演会を開催いたします。ご多忙のこととは存じますが、多数ご出席下さいますようご案内申し上げます。
記
日 時 9月26日(水) 午後2時30分より
場 所 酪農学園大学中央館学生ホール
特別三愛賞受賞者 河田 啓一郎 先生
(元)酪農学園大学獣医学科 獣医繁殖学教室 教授(1993年3月退任)
第7回三愛賞受賞者 唐仁原 景昭 氏
(元)千葉県農林水産部
酪農学園大学獣医学科1969年3月卒業(獣医学科第2期生)
特別講演 講 師:唐仁原 景昭 氏
演題名:「日本における狂犬病流行の歴史」
9月23日(日)本学のローン広場において、動物愛護フェスティバルが開催され、約5000人の入場者を迎えた。この催しは江別市小動物開業獣医師会(ほとんどの方々が本学OB)、酪農学園大学が主催で毎年動物愛護週間(9/20~26)に開催されており、今年で第6回を数えます。
天候にも恵まれ、大勢の市民、愛犬等が本学に訪れた。“どうぶつふれあい広場2012”
が今年のテーマでワンちゃんの他にも、仔牛、羊、ポニー、ぞうがめ、うさぎ、アヒル等「どうぶつふれあい広場」に相応しくさまざまな催しが行われました。
ドッグダンスショーやアジリティ、わんわん運動会、ディスクドッグのデモ等のイベントに加え、各出店ブースでの催しも例年同様に長蛇の列が出来、大勢の方々にご参加いただきました。
本学から獣医学群の教員及び学生が関わっており、獣医保健看護学類のクイズ大会、おしゃれ犬コンテスト。附属農場からは仔牛の哺乳体験。馬術部ではポニー乗馬体験で参加しました。また、とわの森三愛高校生による農産物や“オニコロ”の販売も盛況でした。
初夏の候、皆様におかれましては益々ご健勝にてご活躍のことと心よりお慶び申し上げます。日頃、剣道部、OB会の活躍推進につきましては特段のご理解とご協力を賜りまして誠に感謝にたえません。ここに厚くお礼申し上げる次第でございます。
さて、酪寿会(剣道部等10期OB会)と合同での「酪寿会&酪農学園大学剣道部OB会(8期~13期」を開催する運びとなりました。鹿児島より萬田先生をお招きする予定です。
皆様には、公私ともに何かとご多用の中、また全国各地からのご出席を仰ぐことを恐縮に存じますが万障お繰り合せの上、ご出席下さいますようご案内申し上げます。
なお、皆様におかれましては、ご家族同伴を歓迎いたしますのでよろしくお願い致し
記
第一部 稽古会
1.日 時 : 平成24年10月6日(土)午後1時00分集合~
合同稽古開始:13:30~14:30
2.場 所 : 酪農学園大学 健身館1階武道場(旧体育館奥)
〒069-8501 江別市文京台緑町582
TEL:011-386-1196 FAX 011-386-5987
3.開催内容 : OB・現役の合同稽古
第二部 OB会
1.日 時 : 平成24年10月6日(土)午後6時30分~受付
OB会 19:00~21:00
2.場 所 : 定山渓グランドホテル瑞苑
〒061-2302 住所 札幌市南区定山渓温泉東4-328
TEL: 011-598-2214 FAX:011-598-5211
3.開催内容 :懇親会(会費: 15,000 円)
*ご出欠について同封のはがきにより、9月15日(土)までに返信願います。
ご家族同伴の場合は、通信欄に同伴出席者をご記載願います。
1.バーベキューランチ
9月15日(土)第21回を数えるホームカミンデ‐が開催された。今年始めての試みとして本学関連の食材によるバーベキューランチを11時より行った。天候にも恵まれ、130名を超える方々にご出席いただき、残暑厳しい中ではあったがランチを楽しむことが出来た。
食材は、本学元野幌農場肥育された日本短角種や学内栽培のじゃがいも、乳製品製造の本学バター、アイスクリーム、屯田ファームのウインナー、野村武会長差入のとうもろこし等々。
ランチは永田享後援会常務の進行で開会し、野村会長から歓迎のメッセージ、後援会土屋令次副会長、貴農同志会井上昌保会長からご挨拶を頂戴した。大学生協稲積店長より本日の食卓食材を紹介いただいた。榮忍高校長には自慢の喉で讃美歌をご披露していただいた。
その後の懇談の中で、同窓会関東甲信越地区城近泰事務局長、農業経済学科三期同期会麻里紘三代表、農業経済学科(現山形独立学園理事長)大高全洋元教授、後援会金川幹司副会長、酪農学園東京オフィス高澤靖所長、篠原 功元助教授、細田治憲氏、竹花一成校友会事務局長、大学生協吉田専務、干場信司農食環境学群長、堀内信良短大同窓会会長、田中義則事務局長、黒畑勝男高校副校長からそれぞれスピーチを頂戴した。
このバーベキューランチには農業経済学科3期同期生が16名ご参加いただいており、この後大高全洋先生を山形よりお招きしての同窓会がKKRで行われました。
天候にも恵まれ、おいしい食材をご用意いただいた大学生協の方々やお手伝いいただきた短大、大学、高校の同窓生に厚くお礼申しあげます。
2.記念礼拝・記念講演会
12時30分受付で、会場を黒澤記念講堂に移して、ホームカミングデーの記念礼拝(物故者追悼)、記念講演が開催された。
記念礼拝の司式は藤井創宗教主任によって行われ、讃美歌合唱のあと、聖書の朗読、今年度の物故者追悼が行われた。奨励では「共に泣き、共に喜ぶ」と題しての説教、祝梼、後奏、全員での酪農讃歌合唱により式を閉じた。
記念講演会では麻田理事長より学園を取り巻く状況報告と講師への謝意の挨拶が述べられた。記念講演会は工藤英一名誉教授の進行により、日本農業賞受賞の長野県永井牧場 永井 進氏と興部町ノースプレインファーム大黒宏を講師としてお迎えした。「生産者と消費者を結ぶ心をつなぐ経営とその信念」-酪農学園の精神を現代にいかす-をテーマにそれぞれに経営状況や抱負、現在に至るまでの経過等を聴衆に判り易く述べた。永井さんは「自分の作った生産物の消費者が見える経営がしたかった」と語り、大黒さんは「地域に根を生やした経営の思いを「農的不易流行」」と表現した。
両講師の経営において、本学の建学の精神がバックボーンとなっていることを感じさせられた講演内容であった。