酪農学園ミルク産業活性化推進会議 公開シンポジウムに本学同窓生3名が講演
酪農学園ミルク産業活性化推進会議(荒木和秋委員長)主催による公開シンポジウムが「若者を農村に呼び込む交流集会-我が町はどのように若者を魅了したか-」と題して酪農学園学生ホールを会場に3月14日午後1時から開催された。
講師は安藤邦也氏(道農政部)、同窓生である足寄町役場 坂本秀文氏(大学酪農8期)、浜中町農協 高橋勇氏(大学酪農21期)、佐呂間町 山口克也氏(大学酪農36期)の4名。会場には各自治体や農協関係者、本学の学生や教職員約60名が熱心に講演や討論に耳を傾けた。
会は井上誠治教授の司会で進行し、荒木実行委員長の挨拶のあと、干場信司学長は日頃の本学の教育研究活動への謝辞を述べ、シンポジウムの盛会を祈念した。来賓挨拶では青山俊夫氏(北海道農業担い手本部長)が本道の担い手の実態と方向性を紹介した。
講演ではまず安藤邦也氏(道農政部畜産振興課)が「本道酪農における新規参入の動向と課題」と題してPPTにより北海道酪農の概況と新規参入方式別の実態を紹介した。
坂本氏は「酪農経営の第3者経営継承の取り組み」と題して、足寄町における新規就農の概要と第3者経営継承を成功させるための問題点等を紹介した。高橋氏は「浜中町の農業協同組合における担い手育成30年の歩み」と題して、浜中町の研修牧場における新規就農事例を中心に紹介した。
休憩(本学アイスクリーム試食)ののち再会され、山口氏は「牛飼いへの道のり-山口牧場の場合‐」と題して佐呂間町の新規就農者として、新規就農に至る経過や現在の経営実態等を詳細に紹介した。また、講演後には、占冠村や標津町、陸別町、天塩町から新規就希望者への受入紹介や講演者による総合討論も行われた。
卯三郎春一番
落語教室(ワークショップ)4月12日(土)午後7時より
4月13日(日)14時00分開演(開場1時半)、ドラマシアターどもⅣ( 江別駅徒歩5分)において、林家卯三郎一人会が開催されます。後援は江別市教育委員会・酪農学園大学。演目は初演「子は鎹(かすがい)」初演「千両みかん」。異色OBの上方落語をご堪能下さい。
料金:前売 大人2000円、学生1000円、子供500円 当日300円増し 通し券(大人のみ)3000円
ところ:ドラマシアターどもⅣ(江別市2条2丁目7-1)
お問合せ:ドラマシアターども TEL 011-384-4011
編著者 橋本 博 中山久蔵を顕彰する会 発行
本学に所縁があり、酪農学園後援会会員でもある橋本 博氏の著書が発行されましたのでご紹介します。
寒地稲作の祖であり、立志伝中の人物でもある「中山久蔵」の生涯を描いたものでA5版700頁を超える大作。北海道新聞にも2月28日に紹介されております。
発刊にあたり本学特任教授の松本先生は、本書推薦の辞において中山久蔵が僅か2年で難しいと言われた寒地稲作栽培に成功した核心について、「自ら大海に身をさらすこと、経験交流に基づいた多彩な人脈をつくること、働くこと、すなわち人様の役に立つことの意義・尊さを幼いことからきちんと理解しておくこと」と述べています。
同窓生の方々にもご一読をお薦めします。入手をご希望の方は価格4000円、酪農学園生協でお求めいただくか、橋本さん(090-9755-1618)までご連絡をお願いします。
「牛島純一先生を偲ぶ会」を開催報告
前獣医生理学教授で、学長、学園長、常務理事、附属高校校長など学園の要職を歴任された牛島純一先生は2012年12月19日、89歳にて天に召されました。葬儀は近親者のみにて執り行われ、先生に感謝の気持ちを述べ、お別れのご挨拶をする機会がございませんでした。そこで、牛島純一先生とご縁のあった方々にお集り頂き、2月15日午後6時よりホテル札幌ガーデンパレスにおいて「牛島純一先生を偲ぶ会」を開催いたしました。
牛島先生が教鞭を執られた年月は非常に長く、教えを受けた卒業生の多さから、お一人お一人にご案内することはできず、獣医学科同窓会誌「三愛」にてご案内をいたしました。ところが、「三愛の」の発行が例年より1ヶ月以上も遅れ、出席〆切り間近の発行となってしまいました。校友会ホームページでも案内をしていただきましたが、参加者の集約は困難と判断し会場をキャンセルしようとも思いました。ところが、「三愛」が届くやいなや、出席希望の申し出があり、キャンセルせずに開催にこぎつけることができました。ところが、当日は本州が大雪に見舞われ、羽田から札幌行き航空便が欠航となり出席がかなわなかった卒業生もいましたが、北大予科の仲間、教員OB、獣医学科開設前に教鞭をとられた酪農学科の卒業生、獣医学科の卒業生など総勢23名にお集まりいただきました。
献花、黙祷後、教員OB代表と同窓生代表から「先生を偲ぶおことば」をいただきました。その後、先生の懐かしい写真を投影しながらお一人お一人に思い出やエピソードを語っていただき、故人が歩まれた足跡を振り返りました。最後に「仰げば尊し」と「酪農讃歌」を合唱し、先生に感謝しお別れをいたしました。(文責・加藤清雄)
一期生新春の集い開催報告
~仙北富志和氏学園長就任・細田治憲氏宇都宮賞受賞祝賀会~
去る3月7日(金)午後2時から札幌全日空ホテル地下1階「あさひ」の間において平成26年一期生新春の集いが開催され、遠くは山口県、福島県、宮城県も含めて25名の同期が集合した。一昨年の被災地を訪ねる福島県での開催以来の同窓会である。
石原昭夫氏の司会で進行し、最初に物故者への黙祷が行われた。幹事代表の佐々木和弘氏より今回の開催趣旨とお礼の挨拶が述べられた。その後一成会(一期会)より仙北氏、細田氏に対してのお祝いの記念品が中園稔氏、鈴木斎氏からそれぞれ贈呈された。
仙北富志和学園長から一期生への感謝の答礼が行われた。細田治憲氏は宇都宮賞受賞に際し家族や関係者の支えによりいただいたとの謝意が述べられた。また同窓会にも現況報告の機会が与えられた。
懇親会では「酪農学園史」-写真が語る80年-を鑑賞しながら、学生時代にタイムスリップして当時を振り返って懐かしんでいた。
その後参会者一人一人からスピーチが行われ和やかな懇談が続いた。怪我をして車いすでの出席の澤田様や素晴らしい声で「江差追分」を披露した齊藤様や、モンゴルから直接出席いただいた長谷川様等、多彩な一期生の絆の強さを感じました。
最後は原田泉氏の乾杯により会を締め、全員での記念撮影で終了した。
同窓生の細田氏、角倉氏 第46回宇都宮賞を受賞
宇都宮仙太郎翁の命日である3月1日(土)、第46回宇都宮賞の受賞式並びに祝賀会が「札幌パークホテル3階パークホールC」を会場に140名を超える酪農関係者が列席して行われた。
宇都宮賞は北海道酪農の父と称される宇都宮仙太郎翁の業績顕彰と道内酪農の振興に貢献した酪農家などを宇都宮仙太郎翁顕彰会が毎年表彰しており、「酪農経営の部」、「酪農指導の部」、「乳牛改良の部」の3部門で表彰が行われている。
上記3部門について、「酪農経営の部」には空知管内由仁町細田治憲氏(短期大学酪農科9期・大学酪農学科1期生)が、「乳牛改良の部」では十勝管内大樹町 角倉了一氏(機農高校酪農経営科4期生)がそれぞれ受賞した。 なお「酪農指導の部」には近藤三男氏(オホーツク管内興部町)が受賞した。
受賞式は表彰者紹介のあと、宇都宮翁にちなみ、讃美歌no.405「かみとともにいまして」を列席者で合唱した。北良治理事長の挨拶ののち、選考経過報告が行われた。
北理事長より細田氏、角倉氏に賞状と副賞がそれぞれに授与された。その後来賓からの祝辞に続いて受賞者挨拶があり、細田氏からは、酪農の先達、先輩、関係者、地域の人々、そして奥様と家族さらに酪農学園に対して感謝の言葉が述べられた。受賞式のあと、祝賀会が開催され、恒例により前年度受賞者の本学安宅一夫名誉教授による乾杯の発声により、受賞者を囲んでの和やかな祝宴が開催された。
食品科学科健康栄養学専攻第2回同窓会開催報告
平成26年2月22日、23日(土、日)札幌市南区小金湯温泉にて、食品科学科健康栄養学専攻(以下、健専)の同窓会が開かれました。
今回は“遠方で活躍している同窓生が、気兼ねなく仲間とゆっくり語り合える時間をつくろう”という先生側からのご意向にお答えして、初の温泉地開催となりましたが、皆様のご協力のもと無事終了致しましたこと、ご報告いたします。
さらに、もう一つ新たな試みとして、酪農学園大学全体の同窓生との繋がりにも意識を向けました。これは、他の学科の同窓生の間で「酪農学園大学は、社会に出た後で、非常に多くの同窓生と出会う」と口を揃えてお話されるのを耳にする機会が多かったからです。実際に、食品関連の業界に多岐にわたって本学の同窓生がご活躍されていることは、健専の同窓生にとっても非常に心強いことであると感じました。
このことから、会の主旨にご理解をいただいた健専以外の同窓生5名から、食品のご提供いただき、試食しながらご紹介させていただく形式をとらせていただきました。先輩方の仕事のすばらしさを舌で実感し、参加者の間では、早速繋がりを持ちたいと意欲的な会話が見られ、今後有機的なつながりに発展していければ嬉しく思います。
母校の同窓生同士のネットワークというのは、知れば知るほど厚く、そして温かいものであることを、今回の同窓会を通じて改めて、感じることが出来ました。
最後になりましたが、今回ご協力いただきました生産者の皆様、本当にありがとうございました。今後とも末永くよろしくお願い申し上げます。(文責 大久保大悟)
今回ご協力いただいた同窓生(五十音順)
浅野 政輝 様(とうべつ浅野農場)酪農学科1997年卒
泉 真智 様 (ベル食品 株式会社) 食品科学科 1994年卒
上杉 浩司 様(サツラク農業協同組合)食品科学科 2003年卒
上村 篤正 様(有限会社 ウエムラ牧場)食品科学科 1993年卒
大塚 慎太郎 様(有限会社 大塚農場)酪農学科2004年卒
酪農学園大学アイスホッケー部OB・OG会開催報告
酪農学園大学アイスホッケー部OB・OG会が2月22日(土)および23日(日)に開催されました。本学アイスホッケー部は男子部と女子部がありますが、例年「OB・OG会」として合同開催しております。
22日(土)は札幌市:旬菜食健ひな野において懇親会が開催され、17名の方々にご参加いただきました。遠くは神奈川からの参加もあり、田之上OB会長をはじめ、男子部顧問の岡本英竜先生や女子部顧問の小宮先生にもご参加いただき、OB・OGの交流を深めることができました。
翌日の23日(日)には星置スケート場にて交流戦が行われ、19名の参加がありました。その他、応援・見学の方もリンクに来ていただきました。交流戦の結果は、男子は現役が4-3で辛勝。女子は2-1でOGチームの勝利でした。どちらも接戦でホッケーを楽しみました。
酪農学園大学アイスホッケー部OB・OG会は毎年2月頃に開催しております。詳細は酪農学園大学OB会のホームページをご覧ください。(文責 津川裕一)
http://rguicehockey.web.fc2.com/
獣医学科千葉県支部同窓会実施報告
平成26年2月21日、午後6時30分~午後9時30分から東京ベイ幕張ホール(千葉県千葉市ひび野2-3)を会場に参加者数38名で標記の同窓会が開催された。
教育講演:獣医学科2期 唐仁原 景昭氏 「東京都を中心とした南関東地域の狂犬病流行史」
2013年度日本獣医師会獣医学術大会年次大会が千葉県で開催されるにあたり、2014年2月21日(金)に獣医学科千葉県支部同窓会が開催された。地元千葉県をはじめ、県外の年次大会出席者10名、大学教員4名、計38名が出席した。
会のはじめに地元千葉県の2期生唐仁原景昭氏から「東京都を中心とした南関東地域の狂犬病流行史」の講演が行われ、みな熱心に聞き入っていた。内容は我が国の狂犬病発生の歴史やその対応、伝播の状況などについての内容であり、特に発生時における初期対応の重要性を強調されていた。
その後、午後7時30分から9時30分まで懇親会が開催された。最初に、酪農学園大学同窓会千葉県支部長唐仁原氏の歓迎挨拶にはじまり、獣医学科同窓会副会長小岩先生、獣医師会顧問北村様からご挨拶を賜り、1期生大川三樹彦氏(北海道)の乾杯により開始となった。しばらくの間、歓談と情報交換や旧交を温め9時から11期の濱岡隆文氏(生物科学安全研究所)、15期の椎名紀夫氏(千葉・開業)から近況報告を頂き、また内田英二先生から獣医保健看護学類の説明と近況報告を頂きました。
最後の締めは、全員で酪農讃歌を合唱し再会を祈念した。(文責 菊池 直哉)