酪農学科17期卒 田中義剛氏(花畑牧場)連続受賞!
(ALL JAPAN Natural Cheese Contest)
4日(水)午後6時半すぎ江別市「笑山門」において、安宅一夫特任教授の招集により、ゼミOBや関係者が集まり、田中義剛氏の第9回ALL JAPAN ナチュラルチーズコンテスト(中央酪農会議主催)受賞のお祝い会が開催された。
受賞作品は71社158作品から、「十勝ゴールデンゴーダ」が中央酪農会議会長賞に、「ラクレット」(前回農林水産大臣賞)が優秀賞に選ばれた。
永田享後援会常務の乾杯のご発声で和やかな懇親会が開催された。
今回のコンテストでは、田中氏の他に半田司氏(短大)半田ファーム(大樹町)「チモシー」が農畜産業振興機構理事長賞に選ばれている。
酪農学科7期 渡辺兵衛氏 「建学原論」で「土を愛する」:精神の継承を講義
12月5日(木)9時から黒澤記念講堂を会場に1年生約400名を対象とした「建学原論」が行われた。講師は八雲町在住で八雲教会牧師の渡辺兵衛氏(酪農7期1969年度卒)。「酪農学園の教育理念の継承Ⅱ」‐「土を愛する」精神を継承する-と題して約1時間の講義を行った。渡辺氏は自己紹介で山梨から北海道に憧れて本学を目指したことや卒業後、農村伝道神学校に進み、牧師として野幌や名寄等での伝道にふれた。
講義の前半では2人の師(原田勇氏、樋浦 誠氏)との出会いについて語った。まず前学園長の原田先生については3年時のゼミ選択で土壌肥料学研究室を選択し、濃密な1年間を過ごしたことが印象的であったことを述べた。同じゼミ生の河村正人氏やOBの生出正美氏を交えた瀬棚までの材料採取の話等々原田先生から受けた影響の大きさを語った。
樋浦誠初代学長については三愛塾運動との関わりを詳細に説明した。三愛精神について樋浦先生からの感化力を以下のように表現した。「ひとつのことを最後までやりとおす精神の継承は、生きた人間によって実体のあるものとなる。」
「土を愛する」では、ヘブライ語での「人」と「土」の意味の類似や小野信一氏の「土と人のきずな」や島村菜津氏の「スローフードな日本」を紹介し、生命の源としての「土」の特性を述べた。
最後に初代宗教主任アーサー神塚氏の言葉を引用し、地球市民的な生き方を提唱した。
テキストの最後には酪農学園に学ぶそれぞれが「土を愛する」精神をもって、自分の場で自分にできる具体的な実践をしていくことが、精神が継承されることだと思う。そのためには「生きた人格的出合い」が不可欠であり、そのことを切に期待していると結んでいる。
酪農学園大学獣医学科第14期生東北地区同窓会報告
11月2日、岩手県花巻温泉郷台温泉観光荘で昭和56年3月卒の14期生13名が参加し初の獣医科14期生東北地区同期会が開催されました。
はじめに、発起人であるNOSAI山形の加藤氏から今回開催に至った経緯と今後も継続的に開催する趣旨の意見も提案され、満場一致で承認されました。引き続き加藤氏の講演が始まり、「東北地域における産業動物、特に肉牛の疾病の現状について」と題して話題提供があり、全員が聞き入っていました。我々14期では誇れる人物です。
終了後懇親会に移り、東海地区から3名の飛び入り参加もあり、各県から持ち寄った日本酒に舌鼓を打ち、30年前の学生時代に戻った気分で楽しい一夜を過ごすこととなりました。最後は酪農賛歌で締めました。(福島県:菅野美樹夫)
本学獣医学科25期生 落語家・林家 卯三郎一人会を鑑賞して
2013年11月24日昼2時、江別市ドラマシアターどもⅣにて開演、林家 卯三郎一人会(後援:江別市教育委員会・酪農学園大学)を鑑賞する機会があり、円熟味を益して来た噺術に感動しました。ここで獣医学科卒業生としては異色の道で頑張っている酪農学園大学獣医学科25期生の林家 卯三郎(小川 祐之助さん)を紹介します。
小川 祐之介さんは岐阜県出身、1993年に酪農学園大学獣医学科、獣医外科教室、在学中は落語研究会に所属し第25期生として卒業、岡山県家畜保健所にて臨床獣医師として防疫業務に従事する。その後、落語家になる夢を捨て切れず一念発起して1999年29歳で上方落語家・林家染丸一門に入門する。平成24年なにわ芸術祭新人奨励賞受賞して落語家として14年目を迎えている。
年一度は江別に公演に来ており私がこれで4度目になります。24日は「どもⅣ会場」が子供から老人まで幅広い客層で満席になる盛況で、演台は1.「代脈」2.「かぜうどん」3.「抜け雀」であった。特に気に入ったのは、「かぜうどん」のうどんの啜るくだりは、私の好きであった故桂 枝雀さんの演技を彷彿させる演技であった。
公演後、お逢して間近で話して見るに若々しく清潔感溢れる好青年で酪農学園大学同窓会から贈呈した花束の前で記念写真を撮り、「卯三郎さんの活躍は酪農学園大学の誉れである」と励ましの言葉を贈り再会を誓い別れた。(文責 酪農学園同窓会連合会 会長 野村 武 )
酪農家卒業生3名が「酪農家の6次産業の取り組みと課題」講演。
11月22日(金)14時40分から酪農学園ミルク産業活性化推進会議主催の公開シンポジウムが本学A3号館(旧農経館)2階205号教室で50名を超える学生や関係者により開催された。
荒木和秋 推進会議委員長の司会進行で行われた。まず中標津畜産加工センター川口 理氏から「酪農家の6次産業化の取り組みに向けて」と題しての講演が行われた。レジュメとPPTにより6次産業化の意義や事前準備、顧客設定、チーズの特性、地域ブランド化の必要性や条件、ブランド管理等について幅広い知識で丁寧に説明していただいた。
次に十勝大樹町の半田ファーム経営の半田司氏からは「規模拡大路線かあら多角化路線へ チーズとカフェで1万人を呼び込む」のテーマでPPTにより自身の生乳生産からチーズ製造・販売までの6次産業化部門の概要を紹介した。日々の記録等製造販売上のエビデンス管理の重要性やみそ味やワイン滓での特徴のあるチーズ製造等も紹介していただいた。
3人目は天塩町宇野牧場経営の宇野剛司氏。テーマは「牧場のブランド化!!」。卒業後に舎飼から放牧酪農へ、また6次産業化のために経営管理を学び直し、現在、牛乳豆腐からの発想で「torokket UNO」を製造販売している。良い土づくりから始めた経営の苦労談や今後100億をめざす経営について、新進気鋭酪農家として学生を前に熱弁をふるっていただいた。
講義中に講師3氏から美味しいチーズや洋菓子の提供があり、試食しながら講演をお聞きした。
講演後、パネルディスカッションが行われ、食の安全安心の視点やTPP対応について学生から質問もあった。
第17回林家卯三郎(本学獣医学科25期)一人会(11月23日、24日)のご案内
11月23日(土)19時00分開演(開場30分前)、24日(日)14時00分開演。
ドラマシアターどもⅣ(江別市2条2丁目7-1 江別駅徒歩5分)において、本学獣医学科1993年度卒のOBで,当時落語研究会に所属し、現在、落語家としてご活躍の林家卯三郎(小川祐之介氏)による第17回一人会が開催されます。後援は江別市教育委員会・酪農学園大学。
初日の演台は「三十石夢の通い路」他2席。2日目は「抜け雀」他2席。異色OBの上方落語をご堪能下さい。
酪農学科OB木庭健一氏(福岡県八女市)酪青研 黒澤賞(最優秀賞)受賞!
11月13日(水)、仙台市において、日本酪農青年研究連盟主催の第65回日本酪農研究会~酪農経営コンクール~が、全国の酪農青年約250名が参加して盛会に開催されました。
最優秀賞(黒澤杯)には、大学酪農学部酪農学科22期卒業の木庭健一さん(福岡県八女市)が輝きました。木庭さんの経営は、自給飼料の確保など地域資源を有効に活用して高い収益を実現していること、人と人とのつながりを大切にして、地域の農家がお互いに支えあう「八女発のミルクコミニティー」づくりに取り組んでいること、などが高く評価されました。
審査員として安宅一夫本学名誉教授も参加しました。木庭さんには今後一層の研鑚を期待し、公益財団法人酪農育英会(理事長仙北富志和)から育英金が授与されました。
2013年11月
「第25回酪農学園大学農業経済学科現地研究会」開催のご案内
謹啓 霜降の候、皆様におかれましては益々ご清祥のことと存じ上げます。
さて酪農学園大学農業経済学科同窓会主催で毎年企画実施している「現地研究会」をこの度杜の都仙台で開催する運びとなりました。
第25回を数えるこの研究会は大学の学部学科再編に伴い今回で最終回を迎えます。下記の要領で行いますので万障お繰り合わせの上、ご出席を賜りたくご案内申し上げます。
なお農業経済学科以外の同窓生にもお声掛けいただきお誘い合わせのうえご出席いただければ幸いです。 謹白
記
開催日時 2013年12月14日(土)午後3時より
会 場 仙台ガーデンパレス
仙台市宮城野区榴岡四丁目1番5号 ℡022-299-6211
テ ー マ 「現代における協同組合の役割」
講 師 農業経済学科教授 村岡 範男
コーディネーター 浦川 利幸
懇 親 会 終了後、懇親会を予定しております。(会費2,000円です)
連 絡 先 酪農学園大学 入試部入試課 加藤 浩
TEL011-388-4138 kokato@rakuno.ac.jp
準備の都合上、誠に申し訳ありませんが11月25日(月)までに出欠をご連絡いただければ幸いです。
市川ゼミ25周年祝賀会を終えて
去る平成25年11月3日(日)、ホテル札幌ガーデンパレスにおいて市川ゼミの開室25周年祝賀会が開催されました。ゼミ開室初期の先輩から現役学生まで51名にご出席を頂き盛大な盛り上がりとなりました。
市川先生より指導を受け、ゼミを羽ばたいていった卒業生はこれまで300人を超える程になりますが、祝賀会には遠隔地からも多くのご出席をいただき、残念ながら出席することができなかった方からも祝電等を頂きました。これも在学時、一人一人の学生の目線にたって心温まるご指導を頂いた市川先生への感謝の気持ちによるものと考えております。
この祝賀会に際し、お忙しいところ時間を割いていただき干場学長からも25年という長い年月、学生へ指導にあたってこられた市川先生へご挨拶をいただきました。
宴会の模様としては久々に会う先輩、後輩、同期のメンバーもあり学生当時の思い出話に花が咲きました。卒業から年月がたったことで、それぞれの環境にも変化があり、これまでの経過や現在の状況を語るなど話しは尽きない様子が見てとれました。
また余興として、くじ引き形式で現況報告を何名かの方にもしていただきました。
農業経営者として頑張っておられる方、学校教諭として日々学生に指導を行なっている方、地方TV局に勤められ情報発信に携わる方、現在一生懸命勉強に励んでいる学生などなかなか聞くことのできない貴重なお話も頂きました。これも市川ゼミ出身者が第一線で活躍されている証拠でもあるのではないかと思われます。
楽しいひと時はあっという間に過ぎてしまいましたが、今回の祝賀会はこれまでの会とは異なり特別な会となります。残念ながら来年3月末で市川先生がご退任されるということで、この会が最後の祝賀会になるということです。
これを受けまして市川先生よりご挨拶を頂きました。市川先生がこれまで心情としてもたれてこられた指導に対する基本とその想いを強く感じることができ、出席者の皆が、自分が進むべき道を再確認できたのではないかと思えるご挨拶でした。これまで多くの学生を社会に出して頂いたご苦労は私どもには分かりえないものがあったと考えます。
祝賀会の最後として、卒業生からのお祝いのお花と本日出席頂いた方から感謝の意味を込めまして花束の贈呈を行い、本日の出席者全員で市川先生を囲み写真撮影を行い祝賀会を終えました。
無事祝賀会を終えることができたのも遠隔地から出向いていただいた出席者の方々、現役学生、そして祝賀会開催のために日々の労務で忙しい中、事務局としてこの祝賀会開催の準備にあたっていただいた方のご協力による賜物と思います。
祝賀会事務局におきましても不慣れなこともあり、反省点は多々ありますが、無事終えることができたことに関係者の方に深く御礼申し上げたいと思います。
今回のこの市川ゼミ25周年祝賀会の開催が、これまで連絡を取り合うことが難しかった市川ゼミ出身者の輪の広がりのきっかけとなり、それが酪農学園大学を学び舎とした卒業生としての更なる結びつきに繋がっていけば幸いと思い結びとさせていただきます。 (文責 市川ゼミ25周年祝賀会事務局 (公益法人 北海道農業公社 道南支所 業務課 主任)宮 浦 徹 )
酪農学園大学獣医学科第1期生45周年同窓会開催報告
平成25年10月26日(土)、KKR札幌に於いて、45周年記念同窓会を、33名中20名の同窓生が集い、お亡くなりなられた先生、仲間に黙とうを捧げ、同窓会を開催しました。
45年振りに顔を合わせた仲間もおり、昔話に花を咲かせながら楽しい一時を過ごす事が出来ました。
翌日は、片桐先生のご案内で大学病院を見学し、同窓会会長室に飾られた「山下正亮先生」の胸像を拝見させて頂き、生前の御姿を偲びました。 (文責 世話人代表 木村 修一)