2013年度 酪農学園大学学位記授与式報告
天候には恵まれたが例年になく残雪の残る3月21日(木)、大学・大学院合わせて684名が門出の日を迎え、大勢のご父母、教職員参列のもと、酪農学園大学体育館において、10時から学部学科として実質的に最後となる学位記授与式が執り行われた。
藤井創宗教主任の司式により讃美歌、聖書朗読、祈祷を以って始められた。
大学学部学科・大学院のそれぞれの総代に干場学長から学位記が授与された。
干場学長は式辞の中で、関係者への謝辞と卒業生へ「種は3つ播け」という餞けの言葉を贈った。卒業生を代表して北山祐介さん、藤原滉さんによる証詞では実習等をとおしての経験や関係者へのお礼、学科が無くなることへの寂しさ等を述べた。
次に麻田信二理事長は、挨拶の中で「酪農讃歌を共に歌う同窓生であることに誇りを持ってほしい」と述べた。最後は「酪農讃歌」を参列者全員で合唱して式を閉じた。
式終了後の学科別懇談会場において、学位記と同時に「酪農讃歌」の音楽CDが校友会から、「酪農ジャーナル」が大学と校友会からプレゼントされた。
卯三郎春一番
落語教室(ワークショップ)4月12日(土)午後7時より
4月13日(日)14時00分開演(開場1時半)、ドラマシアターどもⅣ( 江別駅徒歩5分)において、林家卯三郎一人会が開催されます。後援は江別市教育委員会・酪農学園大学。演目は初演「子は鎹(かすがい)」初演「千両みかん」。異色OBの上方落語をご堪能下さい。
料金:前売 大人2000円、学生1000円、子供500円 当日300円増し 通し券(大人のみ)3000円
ところ:ドラマシアターどもⅣ(江別市2条2丁目7-1)
お問合せ:ドラマシアターども TEL 011-384-4011
「牛島純一先生を偲ぶ会」を開催報告
前獣医生理学教授で、学長、学園長、常務理事、附属高校校長など学園の要職を歴任された牛島純一先生は2012年12月19日、89歳にて天に召されました。葬儀は近親者のみにて執り行われ、先生に感謝の気持ちを述べ、お別れのご挨拶をする機会がございませんでした。そこで、牛島純一先生とご縁のあった方々にお集り頂き、2月15日午後6時よりホテル札幌ガーデンパレスにおいて「牛島純一先生を偲ぶ会」を開催いたしました。
牛島先生が教鞭を執られた年月は非常に長く、教えを受けた卒業生の多さから、お一人お一人にご案内することはできず、獣医学科同窓会誌「三愛」にてご案内をいたしました。ところが、「三愛の」の発行が例年より1ヶ月以上も遅れ、出席〆切り間近の発行となってしまいました。校友会ホームページでも案内をしていただきましたが、参加者の集約は困難と判断し会場をキャンセルしようとも思いました。ところが、「三愛」が届くやいなや、出席希望の申し出があり、キャンセルせずに開催にこぎつけることができました。ところが、当日は本州が大雪に見舞われ、羽田から札幌行き航空便が欠航となり出席がかなわなかった卒業生もいましたが、北大予科の仲間、教員OB、獣医学科開設前に教鞭をとられた酪農学科の卒業生、獣医学科の卒業生など総勢23名にお集まりいただきました。
献花、黙祷後、教員OB代表と同窓生代表から「先生を偲ぶおことば」をいただきました。その後、先生の懐かしい写真を投影しながらお一人お一人に思い出やエピソードを語っていただき、故人が歩まれた足跡を振り返りました。最後に「仰げば尊し」と「酪農讃歌」を合唱し、先生に感謝しお別れをいたしました。(文責・加藤清雄)
獣医学科千葉県支部同窓会実施報告
平成26年2月21日、午後6時30分~午後9時30分から東京ベイ幕張ホール(千葉県千葉市ひび野2-3)を会場に参加者数38名で標記の同窓会が開催された。
教育講演:獣医学科2期 唐仁原 景昭氏 「東京都を中心とした南関東地域の狂犬病流行史」
2013年度日本獣医師会獣医学術大会年次大会が千葉県で開催されるにあたり、2014年2月21日(金)に獣医学科千葉県支部同窓会が開催された。地元千葉県をはじめ、県外の年次大会出席者10名、大学教員4名、計38名が出席した。
会のはじめに地元千葉県の2期生唐仁原景昭氏から「東京都を中心とした南関東地域の狂犬病流行史」の講演が行われ、みな熱心に聞き入っていた。内容は我が国の狂犬病発生の歴史やその対応、伝播の状況などについての内容であり、特に発生時における初期対応の重要性を強調されていた。
その後、午後7時30分から9時30分まで懇親会が開催された。最初に、酪農学園大学同窓会千葉県支部長唐仁原氏の歓迎挨拶にはじまり、獣医学科同窓会副会長小岩先生、獣医師会顧問北村様からご挨拶を賜り、1期生大川三樹彦氏(北海道)の乾杯により開始となった。しばらくの間、歓談と情報交換や旧交を温め9時から11期の濱岡隆文氏(生物科学安全研究所)、15期の椎名紀夫氏(千葉・開業)から近況報告を頂き、また内田英二先生から獣医保健看護学類の説明と近況報告を頂きました。
最後の締めは、全員で酪農讃歌を合唱し再会を祈念した。(文責 菊池 直哉)
獣医学科同窓会福岡三愛会開催報告
2014年2月2日に福岡で獣医学科同窓会福岡三愛会を行いました。毎年2月4日から地方試験があり、それに合わせて開催しております。今回参加された先生方は横田先生、筒井先生、浦川課長の3名を含む総勢23名で行いました。福岡と言えば水炊きが有名です。場所は“水炊き いろは”です。
内容は、大学の近況報告と、生理学の加藤先生が退職となることなど時代を感じさせる内容でした。その後は食事をしながら皆さん語らいあっており2時間があっという間に終了としました。
また来年も皆さん元気で開催を誓い合ってのお開きとなりました。
(文責 福岡三愛事務局:大久保 利秀)
獣医科同窓会福島県支部(三愛福島)総会と獣医学科同窓会理事会が札幌で開催
平成26年1月25日(土曜日)、獣医学科同窓会福島県支部(三愛福島)の総会が、獣医学科同窓会理事会との合同で札幌市内の札幌ガーデンパレスで開催されました。
三愛福島では昨年秋の役員会で次のような意見が出されました。3年前の東日本大震災および東京電力の原発事故に遭遇し、会員始め家族ともども肉体的、精神的な苦労を経験しました。このような中、本部(獣医学科同窓会)からの励ましのお言葉や義援金などを多数くいただき、支部会員にとっては大きな励みでありました。そこで数々の支援等に対するお礼を兼ねて、3年が経過した今、我々支部会員が母校に出向き、札幌で総会を開催してはどうかと言うことからこの日を迎えました。
午前11時、久保 明(4期生)支部長、小林雄治(14期生)、菅野美樹夫(14期生)の3名が干場学長を訪問しました。久保支部長より福島県の現状や卒業生の近況等について話をすると、干場学長も福島県の卒業生の安否について大変心配されており、避難生活を強いられている卒業生はいるものの、無事であったことに対して安堵しておりました。
次に、12時より福島県出身者で獣医学科獣医および獣医学類に在籍する後輩との昼食会が行われ、獣学生理学ユニットの加藤清雄(相馬市出身)教授も参加していただきました。出席した学生(8名)を交え、支部長を囲んで30年前の獣医学科の話から今の福島の現状など、和やかな内に昼食会が開催されました。支部長からは励ましの言葉と獣医師のライセンスを取ることは当然であるが、将来役に立つのは獣医師免許より親友であるなど、親友を作るようアドバイスがあり、また福島県農林水産部畜産課主幹の小林雄治氏からは、福島県の獣医師の現状として、獣医師職員が不足していることから本県出身者は何事にも代え難い人材であることが話され、就職活動を間近に控えた5年生は真剣に聴き入っていました。
さて、午後からは札幌ガーデンパレスで開催されている本部同窓会理事会に合流し、その席上で久保支部長より震災時の支援等に対するお礼と当時の伴侶動物や産業動物の置かれた状況や復興に向けた取り組みについて説明があり、出席した理事の方々も真剣に聴き入っていました。本当にありがとうございました。そして午後5時から懇親会が行われ、その席上でも、迷いイヌやネコを保護して飼い続けた久保支部長の話が出ると卒業生からは驚嘆の声が聞かれました。
最後に、全国の卒業生の皆さま、震災時は激励のお言葉、義援金等をいたただ本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。福島県は放射線等の影響でまだまだ完全復興までには至っておりませんが、卒業生は皆頑張っていることをお伝えしておきます。(文責 菅野美樹夫)
加藤清雄教授最終講義報告
1月24日(金)午後2時から加藤清雄教授(獣医学科獣医生理学ユニット、獣医保健看護学類動物理学療法学ユニット)の最終講義「反芻動物の生理学的特性」が中央館学生ホールにおいて開催された。教職員や学生、そして遠路駆けつけた同窓生により会場は埋め尽くされた。
「酪農学園大学との出会い」で紹介された若き日の写真は、何と酪農学園大学の受験票に添付された写真であった。入学後直ちに牛島教室に出入りし、ゼミ副読書「乳牛の科学」の序に記されていた梅津教授の言葉に感銘を受け東北大学大学院に進学し、1977年に農学博士の学位を取得後、直ちに本学に赴任したことが紹介された。
最終講義のテーマである「反芻動物の生理学的特性」については、ご自分の研究により明らかにした特性として、反芻動物の膵外分泌がVFAにより刺激されること(Am. J. Physiol.)、またVFAの吸収にはモノカルボン酸輸送体が関与していること(J. Physiol.)が、アニメーションを駆使してわかりやすく紹介された。
反芻動物の膵外分泌に関する研究では、日本畜産学会賞を受賞され、また国際反芻動物生理学シンポジウムで招待講演をされ、2つの目標がかなえられた喜びを語られた。
獣医生理学教室は、外国人留学生の絶えない研究室で中国から3名、韓国から1名、ポーランドから3名、エジプトから1名と合計8名の留学生により研究が支えられたこと、これは33才という若さでアルバータ大学に留学する機会を与えられたことにより国際感覚が養われ、多くの留学生を受け入れることにつながったと述べられ、謝意が表された。
講義で大切にしたことや「人を愛する教育」として積極的に学生と話し、学生の名前を覚え、学生を知ろうと努力されたことが紹介された。研究室の若き同僚として青木道子先生、峯尾仁先生、翁長武紀先生、井上博紀先生、林英明先生、椿下早絵先生に支えられたことに謝意が述べられた。また、馬術部とYOSAKOIサークル「祭」の顧問として、もう2つの研究室という思いで学生の活動をサポートしたことが紹介された。
最後に「The last challenge in the RGU」として、人前では吹いたことのないフルート演奏にチャレンジされた。曲は「酪農讃歌」で、間に「アメージング・グレース」を挿入し、神の恵み、出会ったすべての人、すべてのことに対する感謝の気持ちを表された。
講義終了後、獣医生理学ゼミ、動物理学療法学ゼミ、大学同級生、卒業生から花束の贈呈があり、加藤教授から、出席者へ感謝の言葉が述べられ、最終講義を終了した。(文責 林 英明)
前獣医生理学教授で、学長、学園長、常務理事、附属高校校長など学園の要職を歴任された牛島純一先生は2012年12月19日、89歳にて老衰のためご逝去されました。心より哀悼の意を表します。
葬儀は近親者のみにて執り行われ、同窓生が先生に感謝の気持ちを述べ、お別れのご挨拶をする機会がございませんでした。この度、牛島純一先生とご縁のあった方々にお集り頂き、先生の思い出やエピソードを語り合いながら、故人が歩まれた足跡を振り返りたく、下記のとおり「偲ぶ会」を計画いたしました。ご多用中とは存じますが、ご来臨賜りますようお願い申し上げます。
牛島先生が教鞭を執られた年月は非常に長く、教えを受けた卒業生の多さから、お一人お一人にご案内することは困難ですので、ご出席を希望される方は、下記事務局連絡先までお知らせ下さい。
記
日時: 2014年2月15日(土)18:00-20:00
会場: ホテル 札幌ガーデンパレス
〒060-0001 北海道札幌市中央区北1条西6丁目
TEL 011-261-5311
会費 :8,000円(当日会場にて申し受けます)
当日は平服でお気軽にご参加下さいますようお願いいたします。
※事務局連絡先
電話:011-388-4734(酪農学園大学獣医生理学教授室)
090-2698-6597(加藤清雄携帯電話)
FAX:011-387-5890(獣医学群事務室)
郵送 〒069-8501 北海道江別市文京台緑町582 獣医学群 加藤清雄
なお、準備の都合がございますので、2014年2月10日までにご連絡を下さいますようお願いいたします。
獣医生理学ユニット 加藤清雄
平成25年度日本獣医師会獣医学術年次大会が平成26年2月21日~23日に千葉県幕張メッセ国際会議場を中心に開催されることになっております。
この大会には大学からも多数の先生方がご参加されることはもとより,全国各地でご活躍中の卒業生も多数ご参加される予定です。
つきましては,参加者各位の懇親会を下記の日程で開催することとし,ささやかながら会場を準備しています。
多数ご参加いただけますようご案内申し上げます。
記
開催日時:平成26年2月21日 19時30分から
開催場所:千葉市美浜区ひび野2-3 アパホテル&リゾート<東京ベイ幕張>
階数・室番(室名)は当日フロント又は入口掲示板に掲示します。
会費 :6千円
会場準備の都合上平成26年1月25日までに下記アドレスまで参加申し込みください。
2期 唐仁原 景昭 mrtojin201136@gmail.com
7期 井上 貢 inoue2997@cnc.jp
14期 高橋 英雄 aland@peach.ocn.ne.jp
酪農学園大学獣医学科釧路支部同窓会開催報告
2013年10月25日(金)午後6時30分から釧路市栄町5-2「溶岩焼きこじゃれ」において、酪農学園大学獣医学科釧路支部同窓会が開催されました。
釧路地区は酪農地帯であることから、参加者のほとんどは畜産関係獣医師ばかりでしたが、今年は16名の参加がありました。
この度は岩野先生をお招きし、酪農学園大学の近況報告として子供たちを対象とした体験学習のお話を聞かせていただきました。大学の独自性をアピールするのにとても画期的な取り組みであると感銘を受けました。
その後はテーブルを囲み、互いの近況報告を行い、若手から年配者までさまざまな世代の同窓生が酒を交えて楽しく、和気あいあいと語り合うことができました。
日常では同窓生がこんなにも揃って顔を合わせる機会がなかなかないので、釧路支部では1年に1度はこのような場を持ち、絆を強くしていきたいと思っております。(文責 今井一博 )